こんにちは!
夫婦で登山を楽しんでいるyamatomoです!
ここ最近、登山で一眼デジガメ、しかもフルサイズのカメラを持つようになった私ですが、セルフタイマーを使って夫のteruさんと山頂で撮ることも多いので、三脚があるととても便利。
でも三脚って嵩張るし重たいのがちょっと悩みどころ。
最近でこそ、軽量化された三脚も出回っているけれど、登山に持参するとなるとできるだけ軽くコンパクトになることは必須条件。
そこで、愛用のフルサイズカメラと今回色々と吟味して選んだ三脚に、オリジナリティー溢れるカスタマイズをしてみたところ、かなり使い勝手が良くお気に入りの登山仕様になりました。
ちょっと工夫をこらして、超軽量化と超コンパクト化に成功というか、満足なギアに仕上がったので、紹介したいと思います。🤗
この記事の目次
三脚って嵩張るし重たい
カメラの三脚って、
嵩張るし重たい
そう思っている方も少なくないのでは?
一般的に三脚と言うと足が3本で、3〜4段階くらいで伸び縮みして、一番小さくしても多少嵩張るしそれなりの重量もある。
そんな三脚を登山に持っていくのは、女性からするとその負担は大きいと思います。
今でこそ、カーボン製など軽量化をはかった三脚もあるけれど、それでも登山に持っていくとなると、私のようにカメ足では、三脚を持っていくために他の物を犠牲にして削らなければならないなんてことも。
しかも、三脚って3本の足を丁度良い長さに調節したり、カメラを三脚に取り付けてアングルを決めるまでに多少時間がかかるのが普通だと思います。
でも登山中だと、亀足の私は夫のteruさんにせかされ、なかなか三脚にカメラを設置してアングルをゆっくり決める時間などないのが現状。
距離が長く時間がかかるような山は特に、三脚を立ててゆっくり撮っている時間はない。
重く嵩張る三脚を持参しても、設置に時間がかかると結局あまり使わずに終わってしまうなんてことにもなりかねない。
それでも、テン泊や山小屋泊の時などは、夕陽や星空、モルゲンロートと撮りたい絶景が盛り沢山で、三脚なしで撮るとカメラの手ブレ防止機能がどんなに良くても暗くシャッタースピードが遅いとブレてしまいなかなか良い写真が撮れません。
まぁ、私の未熟な技術が原因だと言われてしまうともともこもありませんが。😅
そんな私でも感動する様な夕陽や星空やモルゲンロートを撮りたいし、それも登山の楽しみの一つでもあるので、諦めたくないし、やはり三脚が欲しいっ!
設置も面倒くさくないコスパも良い三脚はないかなぁ
と日々私は、ググって探していました。
登山用の三脚を選ぶ4つの基準
色々なブログ記事やネット上で探しまくった時の、フルサイズのカメラに使う前提の基準は次にあげる4つです。
登山用の三脚を選ぶyamatomoの基準
- 圧倒的な軽さできれば300g以下
- ザックのサイドポケットやメインポケットに入るコンパクト性
- 面倒臭くなく、できればクイックシュー的な使い勝手の良さ
- コストパフォーマンスが良い
もちろん、どんな写真を撮りたいかによって、選ぶ基準も違ってくると思います。
せっかくの登山なので、絶景と一緒に自撮りしたり、セルフタイマーで夫のteruさんと一緒に登った証拠写真も撮ったりもしたい。
そしてなんと言っても、テント泊や山小屋泊をした時に、夕焼けや星空、絶妙な色のアートを醸し出すモルゲンロートなど感動するような写真を撮りたい。
それを撮るために、スマホに比べると圧倒的に重たいフルサイズの一眼デジカメを持つ様になったんですから。
普通、夕焼けや星空、モルゲンロートなどの山岳風景を撮るには、風などの揺れにも強いしっかりとした重量がある三脚の方が良いとは思いますが、そんな三脚はもちろん私の足では持っていけないので、現実的ではないです。
私はとにかくフルサイズのカメラに使えて、多少の風によるブレは気にしないので、他の物を犠牲にしなくても持ち歩けるぐらいの重量とコンパクト性、そして使う時に面倒臭くないものが良い。
そう、普通の三脚のように雲台にカメラを固定するためのネジを一々回して取り付けるのは時間がかかるので、クイックシュー的な使い勝手の良さも重要。
と思ったりもしたけれど、あったんです。
候補に挙げた4つの三脚
色々調べていくうちに、と言っても実物は見てないので、ほぼネット上の情報からですが、4つの三脚を候補にあげて吟味しました。
❶ Manfrotto マンフロット PIXI EVO 5段階調節ミニ三脚 ブラック
こちらは、足の長さを5段階調節でき、足の開き角度も2段階に調節可能。重量は269gで、格納サイズは20.5cm、全伸高は20cmと軽量コンパクト。十分私の条件に合う。ただ雲台とカメラの接続をどうするかは考える必要がある。
❷ Leofoto レオフォト ポケット三脚 MT-03 + MTB-19
こちらは、足の長さは2段階調節でき、足の開き角度は3段階に調節可能。重量は280g、格納サイズは20cm、全伸高は23.8cm。こちらもかなり良い感じ。特に暗い時間に固定して撮る時に、高さが得られるのが良いです。
❸ Manfrotto マンフロット POCKET三脚L ブラック
これは、殆ど高さは稼げないけど、軽量でコンパクト性は抜群で、なんならつけっぱしにできるぐらい使い勝手も良い。重量は68g、格納サイズは1cm、全伸高は4cm。足の角度は無段階に調節可能でカメラの固定も前後に調節可能。
❹ Manfrotto マンフロット POCKET三脚S ブラック こちらも❸と同様に、高さは稼げないけど、❸よりもさらに軽量コンパクトで、重量は30g、格納サイズは0.8cm、全伸高は2.1cm。ただフルサイズカメラ用ではないので、不安定になる可能性大。
❹は、フルサイズに使うにはちょっと無理があるので消去法で候補から外し、❷は他の候補に比べて圧倒的に予算オーバーということで今回は外しました。
そして残ったのは、❶と❸。
最終的に選んだのは、面倒臭がり〜な私には、つけっぱなしで持てそうな使い勝手の良さと時短も兼ねて、❸のManfrottoのPOCKET三脚Lを選びました。
届いた三脚は
うちは東北なので遠距離ですが、Amazonで注文し2日後には届きました。
届いた三脚、ManfrottoのPOCKET三脚L
さて、早速開封しつけてみたいところですが、
とその前に、実は私のカメラには下の写真のようにもうすでに登山用に別の物が付いていて、
まず、登山中、ザックのショルダーに簡単にカメラを取り付けることができるピークデザインのキャプチャー、
登山中、タスキ掛けでカメラを持つことができ、長さをその都度簡単に調節ができるピークデザインのリーシュ、
片手でカメラを持った時に、カメラの落下などを防止するためのピークデザインのクラッチ、
これらのアクセサリーを手軽に着脱できる、ピークデザインの専用プレートをカメラの底に付けていました。
それがこちら、
このプレートは、ピークデザインのキャプチャー、ストラップ、クラッチの着脱を簡単に素早くするために必要な物で、これを外してManfrottoの三脚を付けてしまうと、キャプチャーやストラップ、クラッチなどが使えなくなってしまう。
なので、なんとかピークデザインのこのプレートとManfrottoのPOCKET三脚Lを一緒に付けたい。
そう、実は初めからそう目論んで、ManfrottoのPOCKET三脚Lに決めたのです。
ManfrottoのPOCKET三脚Lに決めた最大の理由は、ピークデザインのプレートと一緒に使うことと言っても良いぐらい。
まずは実際にManfrottoのPOCKET三脚Lをカメラに付けてみると、思った通りの使い心地の良さで、直ぐに三脚をたててカメラを固定することができ、満足な三脚でした。
でも、ManfrottoのPOCKET三脚Lに付属していたネジでは厚みの長さが足りず、ピークデザインのプレートを一緒に固定することはできませんでした。
まぁ、当然と言えば当然なのですが、なんとか付けれないものかと、夫のteruさんに相談したら思わぬ解決策が浮上。
思わず、
ってことで、夫のteruさんの知り合いの部品製造業の方にお願いして、ちょっと長いネジを作ってもらっちゃいました。😆
ネジを待つこと約3週間
夫のteruさんの知り合いの部品製造業の方にオリジナルのネジの作成をお願いして、待つこと約3週間、出来上がってきました。 それがこちら
早速、ManfrottoのPOCKET三脚Lとピークデザインのプレートを一緒に、このネジで固定してみました。
この順番で固定
上の写真は、左から、
- カメラ
- ManfrottoのPOCKET三脚L
- ナット
プレートを固定した時に三脚との干渉防止のため、高さ調節のために使います。 - ピークデザインのプレート
- 今回作って頂いたネジ
- ネジをしめるための10円玉
前から見ると、
後ろかた見ると、
横から見ると、
下から見ると、
このカスタマイズの特徴は、
- 岩場の急登などを歩く時はキャプチャーに直ぐ付けれる
- 普段はストラップにぶら下げて歩ける
- 三脚を使う時はストラップをスムーズに外せる
- ストラップを外した時はクラッチで持つことができる
- 自撮りする時やシャッタースピードを遅くしても直ぐに三脚で固定できる
と使い勝手の良い時短にもなるカスタマイズになりました。🤗
これは三脚をつける前
これは三脚をつけた後
まとめ
登山に三脚フルサイズカメラを使いやすく軽量にカスタマイズ、お楽しみ頂けたでしょうか?
正直、テン泊や山小屋泊で夕陽や星空、モルゲンロートを撮ろうとすると、場所によって高さが欲しい時もあります。
そんな時は、そこにある椅子やテーブル、岩などで高さがあるものを利用して撮ったりしています。
このManfrottoのPOCKET三脚Lのお陰でかなり登山中の写真が撮りやすくなったし、写真を撮る楽しみも写真を撮る技術も幅が広がりました。
最後に、この三脚を使って撮った写真をご紹介しま〜す。
八幡平にて木道に置いて
朝日岳からの夕陽、木の支柱に置いて
朝日岳からの夕陽が沈んだ後
岩手山で、椅子に置いて
十勝岳にて、岩に置いて
トムラウシ山の夕陽、岩に置いて
トムラウシの夕陽の反対側で、岩に置いて月と一緒に
飯豊山の夕陽、地面に置いて
飯豊山で陽が沈んだ後、地面に置いて
本文五葉山で朝陽を待ちながら、岩に置いて
久住山で、テーブルに置いて
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
愛と感謝を込めて
yamatomo