こんにちは!
夫婦で登山を楽しんでいるyamatomoです!
登山用の調理用具や具材を色々と工夫しながらザックに忍ばせて、山頂で山ごはんを調理するのは登山の楽しみの一つ。
私は料理も大好きなので、山でも料理ができるのはとっても楽しいし嬉しい!
山でも美味しい料理を食べたいし、美味しい料理をもてなして、ホッコリする笑顔が見たい!
特別な手の込んだものでなくても、手間のかからないありふれた簡単な料理が、森林限界を超えて雄大な景色を楽しみながら作ると格別な料理になる。
登山に行く前から次は何を山ごはんにしようかと、道具は何を使うか考えるとワクワクして楽しい!
あっという間に時間が過ぎてしまう。(笑)
この大好きな山ごはんの道具の一つストーブ(バーナー)を、今回はウルトラライト志向に合わせて、軽量コンパクトにするために夫のteruさんと自作してみた。これがなかなかの出来栄えでかなり気に入っている。(笑)
この記事の目次
登山用の調理道具って結構重くない?
そもそも、登山用の調理道具って、結構重くないですか?
今までは楽しみと引き換えだからと思って、さほど重いと感じていなかったけど、ウルトラライトに意識を向けるようになってから、
山行や季節、その時の楽しみ方や何を優先するかによって、調理道具も変えれば良いんだなぁと思えるようになったんです。
ストーブ(バーナー)とかクッカー(コッヘル)などの登山用の調理道具って、金属部分があるからある程度の重さは仕方がないけど、選ぶ素材によっても結構違いますよね。その中でもチタン製の物やアルミ製のものがやはり軽いですが、機能的で軽さやコンパクト性も備わってる調理道具にできれば、ウルトラライト的には言うことなしですね。
素材や形状も山行や季節、目的によって使う登山道具も選択の幅を広げられるとベストですよね。とは言っても一度に色々揃えるとなるとコストもかかるし大変なので、少しずつ優先順位を考えながら揃えると良いと思います。
それは、登山の調理道具に限ったことではなくて、登山って登山スタイルや状況が違うと使う道具も違うのが当然で、登山スタイルやフィールドに合わせて登山道具も変えるのがベストです。でも比較的一つの物でどんな状況や登山スタイルでもなんとかしようと思ってしまいがちです。そもそもそれに無理がある。
大自然を相手にしている登山こそ色々とその時の山行に合わせて、道具もウェアも選択できることが望ましいですよね。
と、話を調理道具に戻して、
荷物があまりにも重いと登山も苦痛になる
登山の荷物ってあまりにも重いと、楽しいはずの登山も本当に楽しめなくなってしまいます。うちも夫のteruさんが、泊まりの時のザックが重すぎて下山で嘆いていたことがあります。
その時は歩く度に、
ザックを一度下ろすとまた担ぐのが嫌だったり、つい重さに意識が取られてしまい、せっかくの登山も十分に楽しめず、そうなると次の泊まりは躊躇してしまうんですよね。
そんな経験ないですか?
なので、やっぱり軽さやコンパクトさはとっても大事。
軽さは正義だっ!
登山用の調理道具をより軽くコンパクトにする
ウルトラライト志向に意識を向けるようになり、登山道具の一つ一つを見直してより軽くコンパクトにできないかを試行錯誤しているうちに出会ったのがアルコールストーブでした。山ごはんの調理にかかせない道具の一つ、ストーブをうちもアルコールストーブにしてみようと夫のteruさんと一緒に自作してみました!
バーナータイプ
今まで使っていたのは、バーナータイプのストーブで、五徳が付いていてガス缶にセットするタイプでした。
このバーナータイプはガス缶(新品)とセットで使うので、両方合わせた重さは約305gでした。
アルコールストーブ
今回自作したタイプは、液体のアルコールを燃料とするアルコールストーブで、アルミ缶でできているので軽くて壊れにくいのが特徴です。大きさはアルミ缶のサイズによって変えることができます。
欠点は、火力調節が難しいことと、気温が低いと着火に時間がかかります。火力も弱い方なので、キャンプなどでの煮炊きには向いてないです。
大きさを変えて3つ作ってみました。①が私が作ったアルコールストーブで、アサヒスーパードライの135mlのアルミ缶を使いました。やっぱり自分で作ったのでお気に入りです。(笑)②がteruさんが最初に作ったアルコールストーブで、アサヒスーパードライの350mlのアルミ缶を使いました。③は②をさらにコンパクトに高さを低くして作りました。
④は超薄のステレンスのメッシュの五徳兼防風で、MUNIEQ(ミュニーク) MUNIEQ X-MESH STOVE アウトドアギアです。この防風については別の記事でレビューを書こうと思います。
今は、①を主に使っています。①のアルコールストーブの重さは10.9gです。アルコール燃料を約30mlずつ小分けボトルに入れて2本をセットで持参しています。アルコール燃料はジップロックの袋も入れて約60mlで、重さは65.6g。セットで合わせて約76.5gになりました。
バーナーとガス缶のセットは約305g、アルコールストーブと液体燃料のセットは約76.5gなので、その差はなんと約4倍です!
そんなに差があるとは。この差って結構大きいって思いません?
ただ、軽くコンパクトになったのはいいけれど、実際に使えるのかどうかが大事なところ。早速、次の登山で実際に自作したアルコールストーブを使ってみました。
12月の低山でアルコールストーブを使ってみた
12月に2週続けて同じ低山の避難小屋で、自作アルコールストーブを使ってみました。
12月ともなると東北の低山の山頂付近の気温は一桁代です。お天気が良ければ外でもしっかり防寒して山ご飯を調理することもありますが、この時は避難小屋がある山だったので、はじめから避難小屋での調理を想定していました。
自作アルコールストーブで1回目の山ご飯調理
自作したアルコールストーブで1回目の山ご飯調理は、実際は調理ではなくてお湯を沸かしてお茶漬けを作っただけです。(笑)
自宅の水道水を持参して、2人分のお茶漬けに使うお湯を約300ml沸かしました。水温を計り忘れたので何とも言えないですが、この日の気温は10℃ぐらいで約8分弱ぐらいで沸騰しました。使ったクッカーはチタン製です。
アルコールストーブは、五徳や風防兼五徳などにのせて使うのが一般的で、実はその風防兼五徳も一緒に作っちゃいました。(笑)アサヒスーパードライの350mlのアルミ缶を2つ利用して作りました。
沸騰したお湯にお茶を入れて、
余った燃料で食後のスイーツ、お汁粉を温めました。
ビールのアルミ缶の厚さは0.1mmなので、五徳にはちょっと強度が足りず、1回で形が崩れてしまいました。
アルコールストーブは、まずまず許容範囲かなという印象でしたが、自作した3つのアルコールストーブのうち、私が作ったこの小さいタイプが自宅で試してみて一番沸騰までに時間がかかったので、②と③のアルコールストーブを使えばもっと早くお湯を沸かすことができたかもしれません。
冬に外でお湯を沸かすのに8分はちょっと長いですが、夏なら全然許容範囲だと思います。
自作アルコールストーブで2回目の山ご飯調理
自作アルコールストーブで2回目の山ご飯調理は、どうしても寒い時期にやりたかった山ご飯のメニューがあって、なんとアルコールストーブですき焼きうどんを試しました。(笑)
今回は、①の自分で作ったアルコールストーブとteruさん作の②を持参して、ほぼ同時に調理しました。
メッシュストーブは、酸素の循環用の隙間からアルコールストーブの火が見えます。
私が作った五徳兼風防は、隙間から火はなかなか見えません。😅
やっぱり、アルコールストーブ①と②で出来上がる時間に数分の差があって、自宅で試したのと同様に②の方が火力は強いようです。
まとめ
山でアルコールストーブを使ってみて
実際に山でアルコールストーブを使ってみた感想は、私的にはアルコールストーブは必要十分な感じがしました。
比較してないので正確には分かりませんが、お湯が沸騰するまでの時間は、やはりバーナーの方が早いような気がします。なので冬の時期、時短するには不向きかもしれません。
でも、夏は、十分アルコールストーブの特徴である軽さ、丈夫さ、コンパクトさを活かせるのではないかと思います。
アルコールストーブの欠点は、①寒さや気温が低いと着火しずらい、②着火した時に火がついてるかどうか分かりにくい、③火力の調整が難しい、④火力が弱いこと、などですが、山で何を調理したいかによって必要な性能が違ってくるので、メニューや季節に合わせて使えば全然問題ないと思いました。
むしろ、超簡単な山ご飯であればバーナーとガス缶のセットは必要ないとさえ思いました。山ご飯のメニューや山行、季節によってバーナーとアルスト(アルコールストーブを省略して呼ぶことも多い)を使い分けて行けば、必要ない時にわざわざ重たくしなくても良いので、行きたい山や憧れの山にまた一歩前進、登山の幅が広がると思います。
あなたの登山ライフがより豊かになりますように!
PS.もし、作り方をまとめたものを希望される方は、メールにてお送り致します。
コメント欄に「アルコールストーブの作り方希望」と入れて下さい。
コメントの公開は致しません。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
愛と感謝を込めて
yamatomo