こんにちは!
夫婦で登山を楽しんでいるyamatomoです!

登山中にちょっと転んで擦りむいたとか、笹の葉で切ったとか、靴擦れができたとか、そんな時にあると助かる絆創膏などのファーストエイドキット。

でも、実際に登山中に使うことは本当に希だったり、全く使ったことがないって方もいるかもしれません。

そもそも、

ファーストエイドキットって本当に必要?
中身はどこまで準備したらいいの?

って思ったりしたことないですか?

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登山は自己責任のもとで行うのが原則なので、登山にファーストエイドキットは持参した方が自分のためにも同行者のためにも良い、と私は思っています。

登山用のファーストエイドキットの中身って人それぞれだとは思いますが、どこまでが最低限必要なのか、備えあれば憂いなしではあるけれど、本当に必要な物は何か。

「Wilderness Medical Associates Japan」が認定するWFAという国際資格を取得し、元看護師・元保健師・これまでの登山経験からあった方が良い物と、無くても他の物で代用可能な物、無くても良い物、さらにウルトラライト志向に合わせて、登山用のファーストエイドキットの中身を再確認し厳選してみました。

この記事の目次

登山ファーストエイドキットの中身を野外災害救急法から厳選

なんでもそうだと思うけど、定期的に見直しをしてアップデートは必要だと思います。

特に登山の道具や登山のウェアって日々進化しているので、より快適により安全により楽に、ある程度使い込んだ物を新しくすると、劇的に良くなっていることは結構あります。(笑)

登山用のファーストエイドキットの中身も同じです。

私が取得した「Wilderness Medical Associates Japan」が認定するWFAという国際資格では、半年に1回は野外災害救急法の内容が更新されています。

そもそもファーストエイドキット は必要なの?

そもそもファーストエイドキットって必要なの?

と思っている人も中にはいるかもしれないですよね。

私は、最初にも書いたように必要だと思っています。

大自然を相手に山を歩き回る登山やトレッキングでは、怪我や事故に絶対に遭わないとは残念ながら言い切ることはできないですし、岩場や砂利、ぬかるみと様々な状況が想定される登山道を歩くわけだから、むしろ日常生活よりも怪我のリスクは高くなります。

なので、登山ではいざという時のために、最低限備えておくのはとっても大事なことでもあるし、登山者としての自己責任でもあるし、自己管理能力の一つだもと思っています。

でもなるべく荷物を軽くしてかさばらずに最小限にしたいのも確かです。最小限にするには厳選しなくてはならないし、他の物と兼用できる物はできるだけ兼用するなどの工夫も必要になってきます。

どうやって最小限に厳選するかというと、私は一つの基準として、万が一怪我などをした時に、自分で対処できる範囲に厳選し、もし自分で対処して下山できればそれで良いですし、もし救助の助けが必要となった場合は、救助されるまで自力で対処できる範囲が良いと思っています。

RICEの法則

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特にスポーツをしている人は知っているかもしれないませんが、何か怪我や傷をおった時にできるだけ早急に応急処置をするその手法のことを言います。

登山でもどんな時にも、このRICEの法則は、応急処置の基本なので、知っておくと良いと思います。

RICEの法則について詳しくはこちらから

RICEの法則(ライスのほうそく)とは身体が傷害を負った際に早急に執るべき応急処置における法則の事である。
Rは「Rest」(安静)、Iは「Icing」(冷却)、Cは「Compression」(圧迫)、Eは「Elevation」(挙上―持ち上げておく)の頭文字をとったものである。これらは医学的な根拠から傷害を負った際に出来る限り患部の炎症や出血を抑えるための方法である。病院などの医療機関での診断を受けるまでは出来る限りRICEに則った措置を執る事が推奨されている。
根拠
R:安静
出血などの傷害を負ってしまったさいに患部周辺の関節や筋肉が運動することによって、血行が促進され、脈拍の上昇と共に出血が酷くなる危険性があるからである。
I:冷却
傷害を負った部位は細胞レベルで傷つき、そのままでは炎症が広がる状態に置かれやすい。それを防止するために氷や水などを衛生的な状態で利用し、充血で促進される炎症での細胞破壊拡散を防ぐのである。不衛生な水は感染の可能性があるため、アイシングには適さない。アイシングとは、患部の局所循環を抑えることを目的にしているので、コールドスプレーや氷による冷やし過ぎ(局所循環の極端な低下)に注意が必要である。
C:圧迫
出血などの外傷で損傷した患部の血管などは、場合によっては出血がとまらない可能性が存在する。そのため、患部周辺または上流部分の動脈を圧迫し、一時的に血流量を落とすことによって血小板による血管修復のペースを出血量が上回らないようにするためである。方法としてはタオルなどの清潔な布を患部に巻き、固定するためにスパナやレンチのような金具を利用して絡め捻って締め、定期的に圧迫を緩めるのが理想的である。
E:挙上
出血などの外傷で損傷してしまった部位を心臓の位置よりも高く挙上することにより、重力によって出血量が減る効果を期待するためである。脚部などを損傷した場合は随意的に挙上するのではなく、椅子や台など安定したものを利用し、挙上した状態での安静を維持しておく事が重要である。
RICEの法則/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

yamatomoの登山用のファーストエイドキットの中身

私の登山用のファーストエイドキットの中身は、日々アップデートしています。なので、この記事が最新ではありませんので、そこはご了承ください。

私のファーストエイドキットが全てではないので、あなたのファーストエイドキットがより洗練されたファーストエイドキットに、アップデートできるよう参考になれば嬉しく思います。

1.スタッフバッグ

最近アップデートしたファーストエイドキット用のドライサックは、SEATOSUMMITの新商品で、これがかなり良い感じで気にいってます。

70デニールの耐摩耗性に優れているナイロン製で、防水シームレスを施してあり耐水圧は10,000mmで、中身が見える透明窓もあって、さらに世界的に共通認識されている白抜きの十字がマークに取り入れられていて、誰が見てもすぐにファーストエイドキットが分かるようになっています。

実は、ファーストエイドキットは、自分だけが分かれば良いというものではなくて、どこで誰に助けてもらうことになるかは分からないので、誰が見ても分かりやすく、誰でもザックから直ぐに取り出しやすい箇所に入れておくことは、とても大事です。

私は自分のファーストエイドキットの中身の容量を考えて3Lサイズにしましたが、実は1L、3L、5Lと3サイズあって、容量に応じて選べるのも良いです。

こちらは1Lサイズ

こちらは私のと同じ3Lサイズ

2.絆創膏類

絆創膏類は、色々なサイズや種類を数枚ずつ準備しています。
靴擦れが起きた時とか、ちょっと擦りむいたり、手や指が傷ついたりした時とか、ちょっとした傷口を保護するには最適です。

靴擦れなどは、両足だったりすることもあるので、必ず2枚と、万が一剥がれた時用にもう2枚、計4枚は持参しています。

靴擦れができると歩くのが本当に苦痛になってしまい、登山を楽しめなくなってしまいます。絆創膏はその苦痛を大幅に軽減してくれるし、靴擦れができそうな時に事前に貼っておけば予防もできる、登山でも必須アイテムです。

バンドエイド
なるべく耐水や防水タイプにしています

ケアリーヴの治る力というシリーズの湿潤療法で
傷の痛みを和らげ早くキレイに治してくれる高機能な絆創膏

こちらはMサイズ
こちらはLサイズ
キズパワーパッド
ケアリーヴよりちょっと高価だけど効果も高い

キズパワーパッドの靴ずれ用タイプ

3.エアーサロンパス

登山中に万が一、膝、足首、手首、指などの関節を痛めた時も、まずは先に書いた通りRICEが基本。でも登山中に氷や水でアイシングするのは、なかなか状況的に難しい場合が殆どだと思います。

そこで、アイシングの代わりに冷やして炎症を抑える効果がある、エアーサロンパスを私はいつも持参しています。

エアーサロンパスはスプレータイプなので、患部にスプレーすればいいだけで使いやすいですし、うちの夫のteruさんは、過去に登山中に膝の裏が痛くなり、登山用の薄手のパンツの上からスプレーしたことがありますが、それでも鎮痛効果があったのでなんとか自力で下山できました。

特にこのエアーサロンパスDXが、スプレーした瞬間はひんやり冷たく痛みの鎮静効果も高くて持続性もあるのでお気に入りです。

うちは登山の時に、夫婦でどちらかが欠かさず1本持参しています。

80mlのサイズが小さくてコンパクト

4.湿布

湿布は2種類持参しています。RICEが基本なので、鎮痛消炎効果のある冷湿布です。

エアーサロンパスで対処したあと、休憩時にしっかり冷湿布を貼って応急処置をしたり、エアーサロンパスを使い切ってしまった時に、冷湿布があると良いです。

一つは、ボルタレンテープで、鎮痛消炎効果ある湿布です。良くあるモーラステープでも効果はほぼ同じなので良いと思います。

私は市販の冷湿布ならこれが気に入ってます

もう一つは、ロコアテープという整形外科を受診した時に処方してもらった鎮痛消炎剤の貼付薬で、これは鎮痛消炎効果がかなり高く良く効くので持参しています。ただし、長時間の貼付は肌荒れしやすく、他の鎮痛剤との併用や1日の使用制限があります。

炊事やアイロンなどでのちょっとした火傷でもこれを貼ると、痛みが緩和されます。

貼る場所によって半分サイズも切っておくと便利

5.テーピングテープ

テーピング用のキネシオロジーテープで、伸縮するタイプの50mm幅を25cm程度に切って4〜5枚入れています。ジップ付きの袋は、元々100均のキネシオロジーテープが2枚入っていて、誰が見ても分かりやすいのでその袋をそのまま使っています。

足首をくじいた時とか、捻挫や骨折が疑われる場合に、負傷した箇所の負担軽減のためにも、ある程度圧迫し固定するとブレや痛みを軽減でき、捻挫しやすい方はテーピングで予防もできるので、これも必ず持参しています。

写真ではやってないけど、角は丸く切っておいた方が
剥がれにくくなるので良いです

テーピングの固定方法も覚えておくと良いと思います。

ニチバン/テーピング基礎講座/テーピングの巻き方 基礎編

テーピングには基礎となるテクニックがいくつかありますが、実際には目的や症状にあわせるために、その組み合わせを変えて巻いていきます。基礎のテクニックや専門用語を忘れてしまった場合は、このページに戻って再確認してください。
なお、足首の捻挫(ねんざ)の巻き方にはテーピングの基礎テクニックの大半が使われているので「サポート」「Xサポート」以外は足首の巻き方を例にあげています。

テーピング基礎講座/テーピングの巻き方 基礎編

50mm幅の25cmでカットできるようになっているタイプ
しかも角も丸くカットしてあって良い
ちょっと高価だけど、誰でも簡単に直ぐ効果的なテーピングができる
3枚で使用するのが効果的

6.メッシュ粘着包帯

絆創膏やガーゼで傷を保護したあと固定したり補強するために使います。肌に優しい、ムレにくい通気性抜群と書いてあり、100均でサイズは50mm×80mmが8枚入っています。

これは、5のテーピングテープでも代用できるので、なくても良いかもしれないです。

7.鎮痛剤

内服用の鎮痛剤は、頭痛や生理痛だとか、ちょっとどこか痛い時ように必ず持参しています。

やっぱり、ちょっとした頭痛や生理痛には、ロキソニンが効きますね〜。

私なんて、痛いの嫌いなので、ちょっと何処か痛いと直ぐにロキソニンに依存してしまいます。(笑)

看護師ほどロキソニンを常用している人はいないと言っても過言ではないぐらい、看護師だった頃から常用しています。(笑)

ロキソニンは医師の処方箋がないと買えませんが、今は市販でもロキソニンSという成分も量も全く同じ商品があります。

ただ、ロキソニンを内服する時は、ちょっと注意が必要です。

特に空腹時にロキソニンを単体で内服すると、副作用で胃の粘膜が荒れてしまうことがあります。できるだけ胃薬も一緒に内服するように、医師がロキソニンを処方する時は、たいてい胃薬のムコスタなども合わせて処方されます。

もしくは、ロキソニンを単体で内服する時は、食後にすると良いと思います。

ロキソニンSはこちら
こちらは胃にやさしい成分も入ってるロキソニンSplus

ロキソニンと一緒に内服すると良い、胃薬のムコスタは市販されていないので、セルベックスという胃薬の代用薬で市販されているセルベールなら同じような役割をしてくれるので良いと思います。

8.ハサミ

ハサミは、テーピングテープや絆創膏、湿布、包帯などなどを切る時、また、患部を出すために衣類を切らないといけない時など、いざという時にあった方が圧倒的に良いです。

患部を出すために衣類を切らないといけない時に使うハサミは、肌に直接ハサミが当たっても肌が傷つかないハサミが、一般的ですが、私は、何でも切れる万能な小型のハサミを持参しています。

サイズは、キャップも入れて長さ102.5×幅65×厚さ11mm、重さ約40g

これが、救急用のハサミ、これでも良いと思います。30gだし

9.安全ピン

安全ピンは、何かをとめる時や、棘を抜く時などに役立ちます。小さすぎない方が扱いやすいので、それほど重くないしかさばったりもしないので、中ぐらいのものを4本持参しています。

10.毛抜き

毛抜きは、棘を抜いたり、蜂に刺された時に蜂の針を抜いたり、応急処置でも細かい作業をする時に使うので、持参しています。

蜂について書いた記事も要チェック!
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11.アルコール綿

アルコール綿は、点滴や針などを刺す時に皮膚表面の消毒に使いますが、応急処置の道具を消毒する時にも使えるので、持参しています。

傷口の消毒には使いません。

アルコール綿は、個包装になっているのが良いです

12.ビニール袋

ビニール袋は、ゴミ袋や汚れ物を入れたり、用途は色々とあるので、直ぐに使えるようファーストエイドキットの中にも2枚ぐらい入れています。

13.マスク

マスクは、乾燥した山小屋や花粉や埃がひどいときなどにも使うことができるので、1〜2枚持参しています。

また、万が一の噴火などの災害時や砂嵐などの悪天候、インフルエンザなど咳から感染する可能性がある時など、100%ではありませんが、無いよりはあった方が自分の身を守ることができます。

14.ホッカイロ

ホッカイロは、実は体の保温のためというよりは、寒いシーズンのiPhoneの保温のために使っています。(笑)

でも普通のホッカイロでは、ほぼ効果ないので、激アツのタイプが良いです。

もちろん、体の保温のためにもあると良いです。レイヤーの調節だけでは寒い時や、山小屋などで湯たんぽ代わりに使うことができます。

日帰り登山では、山行予定がしっかりしていて、天候も良ければ、なくても良いと思います。

15.生理用ナプキン

生理用ナプキンは、女性はやっぱりいつでも持っているといざって時に安心なので、持参しています。

生理用ナプキンとしてだけではなくて、万が一出血を伴うような怪我をした時にも止血に使えます。

私は、登山用のトイレセットにも大小の生理用ナプキンを入れています。

16.人工呼吸用のマウスシート

人工呼吸用のマウスシートは、万が一の時に他人でもためらわずに人工呼吸ができるので、持参しています。

口のところは空気が通るようになっていて、他はビニールで感染などの対策ができるようになっています。

私が持っている人口呼吸用のマウスシートは、救命救急の講習を受講した時に頂いたものなので、もうだいぶ古く、今はもっと機能的で改善されたものが販売されています。

17.メモ帳とペン

メモとペンは、やはり万が一遭難した時とか怪我などをした時の、記録のために持参しています。

耐水性の100均のメモ帳をページ枚数減らして少しでも軽くして持参

18.瞬間冷却パック、ひんやりシートなど

発熱した時だけではなく、炎症している箇所や蜂や虫に刺された時のアイシングにも使えます。

100均の瞬間冷却パック夫婦で分担して持参しています

100均のひんやりシート大人用ジェルタイプで瞬間冷却パックよりは軽い

いつも2パック持参しています

19.手袋

医療では、スタンダードプリコーションと言う全ての血液と体液、汗を除く分泌物、排泄物、傷のある皮膚、粘膜は、誰の物であっても病原菌などの有無に関わらず感染源として扱う、という考えに基づいて教育され、予防対策をしながら処置や手術などを行なっています。

救急現場などでももちろん同じで、登山でも何か事故や怪我あった時、救助者を守るために手袋は絶対に欠かせません。

「Wilderness Medical Associates Japan」での教えでは、相手が誰であっても手袋がなければ傷病者を助けに行ってはいけないというぐらい大事な物品です。

登山での万が一の救助活動に備える場合、救助する側を守るための手袋は滅菌である必要はないけれど、医療でも使われている、油や薬品への耐性が天然ゴムやビニール製よりも優れていて、さらに耐突刺し特性に優れているニトリル製のものが良いです。

私は、ニトリル製の手袋を3組分計6枚入れいています。写真は4枚ですが、万が一破けたり、血液などで汚染してしまったら、変えがないと救助は続けられません。

自分がいざという時に使う分であれば、さほど荷物にはならないので、多めに持っていた方が良いと思います。

手袋の1つの手首の部分をねじって裏返し
そこに他の3つの手袋も収納して小さくまとめています

私は、家事や庭仕事などでも使っています。
参考までに日本救急医学会のHPより
スタンダードプリコーションについて詳しく知りたい方はこちら

標準感染予防策ともいわれ,院内感染予防の標準対策として米国で作成された。院内感染予防対策は,米国ではさまざまな変遷を経て現在の標準感染予防策が推奨されている。
これは全ての患者・医療従事者に適応され,病原微生物の感染源確認の有無にかかわらず,血液,全ての体液,汗を除く分泌物,排泄物,傷のある皮膚,そして粘膜が感染原因になりうるという考えに基づいている。標準的感染予防策は以下通りである。

①手洗い:感染源となりうるものに触れた後,手袋を外した後,つぎの患者に接するとき,普通の石鹸を使っておこなう。

②手袋:感染源となりうるものに触れるときや患者の粘膜や傷のある皮膚に触れるとき,清潔な手袋を着用する。使用後,もしくは非汚染物や他の患者に触れるときは,手袋を外し,手洗いする。

③マスク・ゴーグル・フェイスマスク:体液・体物質等が飛び散り,目・鼻・口を汚染する恐れのある場合に着用する。

④ガウン:衣服が汚染される恐れのある場合に着用する。汚染されたガウンはすぐに脱ぎ,手洗いをする。

⑤器具:汚染した器具は,粘膜・衣服・環境を汚染しないように操作する。再使用するものは,清潔であることを確認する。

⑥リネン:汚染されたリネン類は,粘膜・衣服・他の患者・環境を汚染しないように操作し,適切に移送・処埋する。

スタンダードプレコーション

実は、使い終わった手袋は、外し方と処理の仕方も重要です。

手袋について書いた記事も要チェック!
[blogcard url=https://yamatomo1213.com/first-aid-glove]

20.ポイズンリムーバー

万が一、登山中に蜂やアブなどに刺されたら、刺された毒を吸引した方が良いので、ポイズンリムーバーも必ず持参しています。

うちは夫婦で一つ携帯し、いつも夫のteruさんのファーストエイドキットに入れています。

蜂について書いた記事も要チェック!
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三角巾は必要?

救命用具の一つとして知られる三角巾、その用途は本当に幅広くて、患部の固定や包帯、止血や圧迫、いくらでも使い用がある。包帯法では本当に沢山の使い方がある三角巾。

登山のファーストエイドキットの中身にも必要なものとして入れている方々が多い。

三角巾は、白い綿の布で大判の直角二等辺三角形にできています。サイズが大きいので広範囲な患部を保護することができたり、患部に合わせてサイズをカットしたり、患部を吊るしたりすることもできるのが大きな特徴です。

綿素材なので、縛った時に緩みにくいという特性もあります。デメリットは綿素材で大判なので結構重量があることです。

はたして登山に三角巾は本当に必要なのか、私はいつも疑問に思いながらも、常備していた頃もありました。

三角巾の白い色は清潔感があって、患部であることが分かりやすく、出血の有無も一目瞭然ではあるけれど、それ以外の用途としては、首に巻いているタオルやスカーフ、登山用のタオルなどでも全然代用は可能です。

なので、三角巾は登山用のファーストエイドキットには入れません。

まとめ

「Wilderness Medical Associates Japan」が認定するWFAという国際資格を取得し、元看護師・元保健師のファーストエイドキットの中身、参考になったでしょうか。

なるべく兼用できるものは兼用して、最低限必要なものにするのはもちろんですが、その基準は、登山中の万が一に備えて、救助されるまで自力で対処できる範囲のものにする。

そして日々アップデートを心がけることが大事。

ぜひ、あなたの登山用のファーストエイドキットも充実させて、より安全に登山を楽しんで頂ければ嬉しいです!

最後まで読んで頂いてありがとうございました!
愛と感謝を込めて

yamatomo

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