こんにちは!
夫婦で登山を楽しんでいるyamatomoです!
日本一の山と言えば富士山。
大勢の人が登る富士山、体力があるうちに夫婦で富士山登山を達成したいと思い、私と主人のteruさんは、お互いに今回2回目となる富士山登山を実現できました。
今回は富士山登山に夫婦で挑み、色々と学びや反省がありました。
特にこれから富士山登山を目指しいている方や富士山登山初心者の方に、富士山登山を達成するために参考になれば嬉しく思います。
この記事の目次
富士山登山ブログ、富士山登山初心者に最短富士宮コースを紹介
富士山登山のブログも今は、沢山見ることができます。
色々な見解があると思いますが、富士山登山初心者や登山初心者には、富士山登山をできるだけ安全にしかも楽に達成するために、最短である富士宮コースを私はおすすめします。
私たち夫婦は2回目となった富士山登山ですが、学びや反省点も色々とありました。(苦笑)
その学びや反省点から、できるだけ安全に楽に富士山登山を達成するためのポイントをお伝えし、これから富士山登山をされる方の参考になれば嬉しく思います。
富士山登山は人生観をも変える!?
富士山登山は人生観をも変えてしまうかもしれない?!
ほど、達成感は半端ないです。(笑)
それはそうですよね、3770mの標高に自力で登るんですから。
5合目から登山をするのが一般的ですが、5合目の標高は2000mなので、標高差は1770mあります。
沢山の方が富士山登山を達成していますが、それは本当に凄いだと思います。
そんな富士山、見る度に日本の象徴として素晴らしい山だと思うし、雪がある時もない時も美しいです。
見ると元気が出て、富士山が普段から見える生活をしていたことがある私は、四季折々の富士山が大好きです。
でも、実はうちの夫婦の間では、登りたい山の選択肢には富士山は入っていませんでした。
なぜかと言うと、私もteruさんも結婚する前にそれぞれ1回、富士山に登ったことがあり、1回登っているのでまぁ別にまた登らなくてもいいかなぁと思っていました。
富士山、毎年登っている方もいるけど、四季折々の違いはあるにしてもコースも景色も単調で、うちの夫婦では山としての面白みや魅力をあまり感じていませんでした。
なので、富士山は登りたい山の選択肢にはなかったんです。(^_^;)
でも、私的にはやっぱり山好きの夫婦としては、夫婦で1回は富士山に登ってもいいかなと勝手に思ったりして、今が一番若いので今のうちにと、登った約1ヶ月半ぐらい前に、
1回ぐらい一緒に登ってもいいかなと思って
今のうちに
と言うことで、登ることになりました。
せっかく登るからには、もちろん楽しんで登ります。
まだ登ったことがない方は、日本一の山だし日本の象徴でもある富士山に、一生に一度ぐらいは登っても良いのではないかと思います。
富士山に登ると、話題にもなりますし、大きな達成感と自信や誇り(富士山の場合、埃も・・・(^_^;))をGetでき、自分自身の色々な励みにもなります。
私が1回目に登った時、自分の足で標高3776mも登り、日常では見ることができない山頂の壮大な景色を体感し、一緒に登った友人は後に、「あの富士山登山で人生観が変わった。」と言っていたのを思い出します。
壮大な景色を前にすると、例えば日頃のストレスや悩みなどがあれば、忘れて吹っ飛びます。(笑)
ストレスや悩みはきっと小さい事に感じることができると思います。
そんな富士山登山を辛いだけの思い出にならないように、できるだけ安全に楽にそして楽しめる様に、良い経験思い出になる様にぜひ参考になれば嬉しく思います。
富士山登山の準備
コースの選択
コース選択、まずどこのコースから登るのか、コースの選択はとっても重要です。
富士山には主に次の4つのコースがあります。
詳しくは、下記の富士登山オフィシャルサイトの登山地図を参照してみて下さいね。
吉田ルート(黄色)の登山口:富士スバルライン五合目
須走ルート(赤色)の登山口:須走口五合目
御殿場ルート(緑色)の登山口:御殿場口新五合目
富士宮ルート(青色)の登山口:富士宮口五合目
私たち夫婦は、富士山登山を達成するために約1ヶ月半ぐらい前から主人と一緒に色々と準備を始めました。
私は2006年に須走のコースを登ったことがあり、この時はお昼頃から登り始め8合目の山小屋に泊まり、翌早朝に山頂を目指して登ると言う山行でした。
友人と3人で登ったのですが、後半はガスガスの中、ヘッドライトを着けて登ることになり、溶岩の岩場はライトで照らしてもコースが不明瞭で、上方に山小屋の灯りが見えるのになかなか辿り着けず、予定時間をだいぶオーバーして山小屋に着いたのを覚えています。
今思えば、自分たちの登る速度や体力など総合的に計画が甘かったと思います。(^_^;)
teruさんは1999年に富士宮コースを日帰りで登ったことがあり、しかもその時はジーパンで登ったらしいです。(^_^;)
ジーパンで登るとはさぞ登りづらかっただろうと想像がつきます。(^_^;)
富士山登山では、普通のジーパンは最も向かないですし、体への負担も大きくリスクが高くなります。
なぜ普通のジーパンが向かないのかはこちらの記事を要チェック!。
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今回は夫婦でお互いにできるだけ楽に富士山登山を達成できるように、標準時間も距離も最短で登山可能で、標高差も一番低い富士宮コースを選択し登ることにしました。
ヘタレなので、わざわざ大変な方を選ばなくてもいいかなと。(笑)
日程調整
コースが決まったら、インターネットで富士登山のオフィシャルサイトを見て、登山道の開通時期を確認し、混雑予想カレンダーを参考にして、候補の日程を決めました。
それから、候補の日程でteruさんが休みを取れるか確認し、日程を調整しました。
富士山登山は夜中から登り、山頂で日の出を迎える弾丸登山をする方も多いけれど、高度順応を考えるとおすすめできません。
夜中から登ると睡眠不足になり、体調不良になる可能性や高山病のリスクが高くなります。
さらに、日帰りだと体力も持久力も筋力も必要なので、ヘタレな私が無理なく安全に楽に登るには、当然のことのように泊まりしか頭にはありませんでした。
私が考えていた泊まりと言うのは、早朝から登り始めて山頂に夕刻までに到着し山小屋に1泊、翌日早朝にご来光を鑑賞して、山頂登頂とお鉢周りをして、下山すると言う登山計画でした。
宿泊できる山小屋は途中にもいくつかあるけれど、最短距離の富士宮コースであれば明るいうちに山頂まで登れることを想定し、山頂の山小屋を予約しました。
早朝から登り始めるためには、5合目付近の宿に宿泊している人もマイカーの人も早朝に駐車場もに着くように移動するか、もしくは前日入りし車中泊するしかありません。
うちは東北なので、東北からだと車の移動にも時間がかかるし、主な運転手であるteruさんの体力温存のためにも、前日入りして車中泊をして登ることにしました。
そうなると行きの移動で約半日、登りで1日、下山で半日、帰りの移動で半日、と最低でも3日は必要になります。
できれば余裕をもって富士山登山に挑むのがおすすめなので、帰宅した時の疲労と片付けを想定してもう1日、計4日あるととてもいいと思います。
なので、teruさんになんとか2日休みをとってもらい、土日を合わせて計4日で登山計画を立てました。
登山計画
登山計画は、登山をする上で色々な意味でとても大事です。
今回の富士山登山を達成して、自分たちの登山計画の甘さを痛感し反省しました。
1日の山行で山頂の山小屋まで登ると標高差約1700mもあり、登っている途中から頭痛があったteruさんを思うと、高度順応のためには少し無理があった登山計画だったことを反省しました。
1日で1700mの標高を登ることは、富士山ではなくても体への負担が大きく、高度順応が十分にできず高山病になるリスクが高く、安全な登山計画とは言えません。
できれば、高度順応のために、途中の7合目か8合目辺りの山小屋で宿泊し方が体には負担がかからず、頭痛などの症状も出にくくなり、高山病にかかるリスクも軽減でき楽に登れると思います。
やはり高度順応のための時間は、安全に楽に登るためにはとっても大事です。
マイカー規制
富士山の各コースの登山口への交通手段には、公共交通機関の他にマイカーで乗り入れができるけど、開山シーズン中はほとんどのコースでマイカー規制があります。
必ず事前にチェックした方が良いです!
うちは、富士宮コースだったから、富士スカイラインを通って水ヶ塚駐車場に車を止め、車中泊をして翌朝シャトルバスで新5合目まで行きました。
下の写真は、4時過ぎに水ヶ塚駐車場から富士山を撮った写真です。
次のは朝撮った写真です。
本当に周りに何もなく、くっきり富士山が見えて綺麗でした。
シャトルバス
先にもお伝えしたように朝、水ヶ塚駐車場からシャトルバスに乗り、新5合目まで行きました。
バスに揺られること約40分、結構時間がかかりました。
片道 1,150円(小人580円)、往復割引だと 1,800円(小人900円)でした。
バスの発券売り場と奥がバス停。
新5合目
シャトルバスで新5合目に到着。
バスは補助席も使うぐらい満員でした。
それだけシーズン中は登る人が多いってことですね。
しばらく写真を撮ったり、景色を見たりしながら、高度順応の時間を稼ぎました。
この5合目で、できれば1時間以上過ごすように調整できると高山病のリスクをだいぶ軽減できて良いと思います。
実はここから、FacebookのLive配信をしました!
電波はまずまず入りました。
新5合目の様子をお伝えしているので、良かったら見て下さ〜い!
次の写真は、世界遺産のモニュメントと5合目の案内版越しの富士山。
この新5合目ですでに標高2400mもあります。
普段、東北で登っているどの山よりも標高が高い。(^_^;)
何度も言いますが、高度順応はやっぱり大事です。
富士山だけではなく、もし標高が2000m以上の山に登る時は、高度順応のために一番低いスタート地点で少し時間を過ごしたり、前泊すると体が高度に慣れてきて、そのあとの高度順応もしやすくなり、高山病のリスクをかなり軽減でき、より安全に登山が楽しめると思います。
新5合目から登山開始
いよいよ、新5合目から登山開始です。
高度順応
水塚駐車場からシャトルバス(有料)で富士宮口の新5合目まで約40分ほどで到着。
連休でもあり、バスは補助席も埋まるほど満員でした。
新5合目ですでに標高2400m。
普段の日常生活圏よりはるかに高い高度です。
水塚駐車場が標高1448mだったから、高低差は約1000m。
人の体は短時間で高度を上げると、体に必要な酸素が十分に行き渡らず、ハイリスク状態になります。
バスでの移動ですでに標高差約1000mも上がっているので、まずはこの新5合目でしっかり高度順応の時間をとると、高山病のリスクをかなり軽減できます。
車中泊の睡眠時間を優先して朝起きたのが遅かったから、写真や動画を撮ったり、Facebook Liveを撮ったりしながら30分ぐらい過ごしてスタートしましたが、高度順応は30分では足りなかったと後から反省しました。
高度順応には、もう少し最低でも1時間ぐらい、できれば1時間以上とれるように余裕をもった山行が、体には良いと思いますしおすすめです。
私はそこまでの時間を山行予定では考えてなくて、後から計画が不十分だったと猛省。
ゆっくり登ったのと、途中で何度も立ち止まっては深呼吸をしながら登ったので、私は高山病にはかからずに登れました。
でも、teruさんは、実は3000mぐらいから頭痛を感じていたらしいです。
どのルートでも5合目で最低でも1時間できれば2時間ぐらい過ごすと、高度順応ができ高山病にかかるリスクをかなり軽減できると思います。
あなたがもし標高の高い山に登るときは、しっかりと高度順応の時間も計画に入れ、安全にそして体調を万全に挑んで頂けれと思います。
世界遺産
今回は、ありがたいことにお天気がとても良かったから、この新5合目からも富士山の山頂方面をくっきり望むことができました。
やっぱりの目的の山頂が見えるとモチベーションが上がります。(笑)
実は、富士山の世界遺産は、富士山はもちろんのこと、構成遺産の中に周囲の湖、池、洞窟、滝やら全部で25箇所も入っているって知ってましたか?
私はこの時、初めて知りました。(笑)
平成4年(1992年)から、山梨・静岡両県の自然保護団体により富士山の世界遺産登録への運動が始まり、平成25年
(2013年)に世界遺産登録された。
楽しくガイドされていて、つい読み入ってしまいなかなか面白いサイトです。
世界遺産となったからなのか、外国人だけの富士山登山ツアーまであるくらい、外国人の登山者も沢山いた。
登山開始
新5合目で記念写真をしっかり撮って、登山開始。
富士山のお花
登り初めて直ぐにお花がお出迎えです。(*^^*)
これも同じかな。
スタートして間もなく25分ぐらい、最初の山小屋、雲海荘に到着。
私たちはそのままゆっくり素通りして登りました。
これも沢山咲いていました。(*^^*)
富士山は、どのルートもだいたい5合目を超えると森林限界に達します。
植物が育つにはなかなか厳しい環境になるので仕方ないけれど、鑑賞できるお花の数が少ない。(^_^;)
高山植物を鑑賞して写真に撮るのが、登山の大きな楽しみの1つでもある私には、ちょっと残念。
五合目から森林限界を超えると、岩混じりの荒原、砂利や小石の砂礫地が広がり、富士山特有の景観が現れます。荒原や砂礫地は養分となる土や水分に乏しく、砂利の斜面は崩れやすいうえ、強風にさらされるなど植物が育つには厳しい環境です。しかし、斜面にはオンタデやイタドリがパッチ状に生え、比較的安定した斜面や岩陰などにはフジハタザオ、イワツメクサのような小さな花も咲いています。
出典:FUJIYAMA NAVI
富士山のゴミ
私は、いつもどこの山に登っても、登山道で気がついたゴミは拾うようにしています。
見てしまったゴミ、気がついてしまったゴミを、小心者だから素通りすることができないんです。(笑)
私の妄想だけど、
そしてどこの山でも登山中はゴミ拾いをするようになったのです。(^_^;)
富士山でも同じように気がついたゴミは拾いながら登っていたのですが、これが・・・・・。
富士山のゴミ、全くあとを絶ちませんっ!(>_<)
特に多いゴミが、飴などの小さいパッケージやティッシュです。
飴などのパッケージは小さいから、思わず落としてしまうこともあるかも知れないけど、落としたら拾う心がけをし、極力落とさないように心がけて登れば山はきれいであるはず。
あとは、たまたま風が吹いて飛んでしまったということもあるかも知れないけど、私はそれも意識の問題だと思うのです。
風が吹いて飛んでしまうかも知れないということを想定して、飛ばないように持つとか直ぐにゴミ袋に入れるとか、意識次第でそれなりに対処ができる思います。
ティッシュも同じです。
本当にビックリしたのは、ゴミが斜面の層に埋まっていたこと。
せっかく、世界遺産になったのに、このゴミの多さにはビックリ!
実は、その他にも8合目付近だったと思いますが、ちょっと遠くて写真には撮れなかったけど、登山道から外れた岩陰に、大きめのスーパーのビニール袋ごとゴミが捨ててあった。
登山道から外れてしまうので回収はできなかったけど、私にはちょっと信じられない光景だった。
同じ登山者が行なっていると思うととても残念です。
忘れて来るにしても、落として来るにしても、スーパーのゴミ袋サイズは大きい。
確信犯に違いない!
どうしたらそのようなゴミを捨てることができるのか、理解に苦みます。
登山者一人一人の意識が大事だと思います。
山が好きで登山が好きなものとして、やはりマナーはしっかり守って楽しみたい!
登山者一人一人の意識が変われば、登山中のゴミも減ると思います。
お互いに捨てない!忘れない!落とさない!ようにしよう!
意識するって本当に大事!